そう思っているうちに、時間だけが過ぎていく——そんな感覚、ありませんか?
私は古民家を借りてネイルサロンを経営している、現役ネイリストのころです。
今あるもので、まず動いてみる。私はそう決めてサロンを始めました。出来る準備はしたうえで、です。100%が整うのを待たない、ということ。準備が整うのを待っていたら、今も開業していなかったと思っています。
この記事では、動き始めてから直面したこと、そしてそこから気づけたことをお話しします。
「準備が整ってから」を待っていたら、今も動けていなかった
出来る準備はしました。でも、100%整うのを待っていたら、開業できていなかったと思っています。
技術も経営も、やり始めてからわかることの方が多い。準備に終わりはありません。だから「今持ってるもので始める」という判断をしました。
実際に始めてみてわかったこと
動き始めたからこそ、見えてきたことがあります。うまくいかなかった経験も含めて、お話しします。
こっそりメモを見ながら、「見てないふりして」やっていた
ネイルのデザインは、トレンドとともに次々と新しいものが出てきます。全部の手順をいつでも完璧に記憶しておくのが難しいこともあります。念のため手順をメモに書き出しておいて、思い出せなくなった時にはチラチラ確認しながらやっていました。お客様には「見てないふり」をしながら。
終わってからも、頭の中で手順を思い返して復習する。それを繰り返しているうちに、だんだん見なくても自然と手が動くようになってきます。
必死だった。だから、実践が一番早かった
開業当初は、とにかく必死でした。頭がフル回転していました。わからないことがどんどん出てくる。お客様が終わるたびに課題が見つかって、落ち込むこともありました。
でも、お客様に喜んでもらえた嬉しい経験もたくさんありました。課題が見つかるたびに改善点を探して、一つひとつ積み上げていく日々でした。
お客様を目の前にすると、逃げられません。喜んで帰っていただくために、必死になるしかない。その「逃げられない状況」が、一番の上達につながったと今は思っています。
お客様が何を求めているかも、実際に来ていただいてはじめてわかってくる。やり始めてから見えてくることが、本当にたくさんありました。
動きながら気づいた、もうひとつのこと
続けていく中で、気持ちの面でも変化がありました。
持っている力以上の力は出せない。これに気づいてから、無理をしなくなりました。開き直りではなく、自分の今の実力を受け入れた、という感覚です。
精一杯やってお客様がリピートされないなら、それはしょうがない。そう思えるようになってから、かえって落ち着いて施術に向き合えるようになりました。
- やり始めてみないと、どこで手が止まるかわからない
- 実践の中でしか身につかないことがある
- 直面した課題が、次の改善のヒントになった
もちろん、出来る準備はしたうえで始めることが前提です。でも100%を待たない。動きながら整えていくことが、いちばんの近道だと今は感じています。
まとめ
これは今でも変わりません。何年経っても、毎回課題が残ります。でも、準備を待ち続けていても、始めてからも、改善が続くのは同じことです。どうせ続くなら、今の自分の立っている地点からスタートすればいい。そう思っています。
「準備が整ってからと思っていたら、今もネイルサロンを開業していなかった」——これが私の実感です。
出来る準備はする。でも100%を待たない。動きながら整えていく。
もし今「まだ早いかな」と感じているなら、今あるものでまず動いてみることが、一番の近道かもしれません。動き出した後に見える景色が、きっとあります。

